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2019.08.27

ひょうたん手水鉢

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阪東 昭行

ひょんなことから都乾園の資材置場に紛れ込んだ謎石に手を加えてひょうたんの手水鉢を製作しました

横から見ると大きな口ですが、上から見た時に白々しくないような瓢箪の形にして
深さが十分あるので底の形状に変化を付けてみました

水を張ってしまえば何も分からないのですが、作り手の勝手な自己満足といったところで良く言えば洒落たつもりです

随分と水も溜まりそうなのでメダカでも泳がせてみたいと思いました

瓢箪(ひょうたん)は、古来より縁起の良いものとされ除災招福のお守りや魔除けとして用いられてきましたが、3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよく、6つ揃った「六瓢箪」」は無病(六瓢)息災のお守りになるとされます

また蔓が伸びて果実が鈴なりになる様子から家運興隆、子孫繁栄のシンボルで花言葉には「繁栄」と「利得」と「円満」に加えて「夢」という言葉があります

実物は干瓢(かんぴょう)にするユウガオの変種で日本には縄文時代に伝わったとあり、果実は苦みがあるので食用にはせず乾燥させて容器や装飾品などに加工され、古くから人々の生活に関わってきました

ひょうたんと言えばくびれた形を想像しがちですが、球形や首長の形やヘビのように細長くなる形などいろいろで
実は「ひょうたん」が植物ではなく、よく熟したヒョウタンの果実の中の果肉をとり去ったものが「ひょうたん」

別名「ひさご」とも言うそうですが、個人的にはお酒を入れて腰に吊るす容器のイメージがあります

株式会社 北山都乾園
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