雪見型 桂離宮三角燈籠写し 本歌の所在地は桂離宮。 笑意軒の近くにあるこの燈籠は、基礎はなく一石で拵えた三本脚となってます。中台は三角で無地。三角の火袋は三日月の火窓が明けられ、その周りを円く縁取ってます。笠も火袋や中台と同じ三角をしており、側面は無地。宝珠はつけられてませんが、全体の釣り合いがよく保たれていると思う。 このタイプの燈籠は庭園のためだけに作られたもので社寺とは関わりがなく、脚元を照らすために低い意匠となっています。